定着力は

歯科医の二人

比較的新しい歯科治療である「インプラント」は、人工の歯根を顎の骨に埋め込む方法です。
この人工歯根にはチタンが使用されることがほとんどです。
その理由としては、生体との親和性があります。
長年の研究により、チタンは骨と結合するということが証明されています。
骨との間に拒否反応が起こるということも無く、非常に強く結合されるとされています。
また、鉄などとは異なり、腐食することもありませんし、発がん性も無いため、人工心臓や人工関節などにも広く使用されています。
なお、人工歯根に使用されるチタンについては、「純チタン」と「チタン合金」の2つのタイプがありますが、いずれの場合も、骨との結合性は高いとされています。

インプラントは、天然の歯のように虫歯になるということはありません。
しかし、適切なメンテナンスを行わないと、再手術をする必要が出る場合もあります。
その大きな理由としては、歯周病があります。
人工歯根を支えているのは、顎の骨ですが、歯周病がひどくなるとこの骨が溶けてしまいます。
その結果、十分な治療効果を得ることが出来なくなることもあります。
インプラント治療後にも歯周病予防や治療を行う必要があります。
また、天然の歯のように自然に調整されるということがありません。
噛み合わせが変化した場合には、一箇所に過度の力が加わることにより、壊れてしまう可能性も考えられています。
インプラントの寿命は一説には10~15年程度とされています。